図工

ノンたんは図工があまり得意でない。
時間をかけてじっくりとていねいに取り組むということができていない、らしい。



確かハハもそうだった。



とにかく、課題を早く終わらせればそれでいいと思ってた。
中学校の時は、テキトーにチャッチャッと終わらせ、
美術室の後ろの電動ロクロの上に乗り、
人間はロクロの上で何回転できるのか!に挑んでいた…



自分で作り出す面白さを知ったのは二十歳以降でして、

今、職場で段ボールを使って大きな樹を製作中なのだが、こんなことをせっせとしていると、
「こんなお母さんだったら、子どもさんも工作とか得意なんやろうね〜」なんて言われる。


いやいや。

まだ楽しみに気付いてないみたい。


でもま、大人になってから気付いてもいいと思ったり。



でも、ちょいと今学期は図工をがんばろうっていうのがノンたんの目標だったりで。




授業参観の時、教室の後ろに貼ってある作品の中にノンたんのものを探すが…無い!

あれれ〜?と言ってたら、「きっと職員室前に貼られてるんとちゃう?」とどなたか教えてくれた。
え〜そんなことはノンたんに限ってないやろ〜と思いながら、
そんなことはすっかり忘れてパスポート申請のため早々学校を後にし…



夜、先生からお電話が。

毎日トラブル続きなもんで、なんかノンたんしでかしたか?って焦ったけど…



その作品が良かったので、どこかに出したいとかなんとか…



へ〜。でも、あまり得意じゃなかったはず…大丈夫なんですかね?


「はい。私の説明したことをちゃんと理解して描いてくれてたようで」って…



つまり、理解力は認めるが、創造力は…ってこと?
褒められてるんだか、けなされてるんだか…



ま、とりあえずノンたんに聞くと、どうやら…
「みんなは上からとか、横から見た絵を描いてたのが多かったけど、私は真正面から見たのを描いた」と。



昆虫と遊ぶ自分がテーマのよう。



ま、想像力が弱いなら演出力ってことやね。がんばりや〜。